将来を考える

将来を考える①

将来のことについて考えるにあたり、自分の考えを整理するために、文章としてまとめていきたいと思います。少し雑記的になるかもしれませんがお許しください。

 

この先の人生でやりたいことは何ですか、と聞かれたとき、まず一番に出てくることが「これからも剣道部で指導していきたい」ということです。自分でもこの答えになることが少し不思議なのですが、でも卒業してからも剣道部には関わり続けているし、忙しい仕事の合間にも、時間ができては稽古に行っているので、自分の中で本当に好きなこと、やりたいことなんだろうと思います。

なぜそう思うかをよく考えます。今考えていることをまとめてみます。

 

■ 剣道を通じて人を育てたい

まずは一番核となるところから。「剣道を通じて人を育てたい」という思いがあります。これは自らの経験と繋がってくるところがありますが、自分自身が剣道を通じて人として成長してきたという実感があるからです。小学生から通っていた道場では「剣道を一生懸命やることは大事。でもみんなは、剣道で飯を食っていくわけではない。だから剣道が強くなるのではなく、剣道で強くなりなさい。剣道を通じて人として成長することが大事だ」という教えを受けてきました。その教えの通り、剣道を通じて色々なことを経験し、成長してきたと思っています。それは、小中学生のときだけでなく、道場を卒業した後の、高校生、大学生のときにもあてはまります。自分たちで考えて稽古を実践し、目標を達成した高校時代、海外での剣道やSNSでの発信をし、そのやりがいや難しさを感じた大学時代。剣道に一生懸命向き合った結果、人としての成長に繋がったと思っています。剣道に本気になって向き合うことで、人は確実に成長すると思っています。だからこそ、ご縁があって剣道部に入ってくれた子たちには、2年ほどという短い時間でも、人としての成長を実感し、引退した後の受験、大学生生活、社会人生活で活躍してほしいという思いがあります。

 

■ 剣道部にいるときの自分が好き

もう一つは感覚的なところです。剣道部にいる自分がなんともしっくり来ているのです。(なんだその理由…)いくつか理由があると思います。高校時代の経験が自分にとってすごく大きいものだったということ、自主自律という考え方に強く共感していて、そこで指導することに意味を感じていること。別に剣道を続けるのは他の環境で剣道を続ける選択肢も、可能性もあると思います。実際に、大学や道場で剣道を続けている卒業生もいると思います。しかし、どう考えても高校で剣道をやり続けるという選択肢が、自分の中に強烈にあるのです。この先も剣道部で剣道と関わり続けるのだろうなあと、結構確信的に思っているのです。それも何十年という単位で。理由になっているかはわかりませんが、この直感的な感覚は正直大きいかも。