最近のこと②

最近のことをダラダラと。書きたい言葉をそのまま書く。

①仕事のこと

相変わらず週休1日の仕事ぶりをかましている。最近仕事をしていると「25mプールを息継ぎなしで泳ぐみたいな1週間だな」と思う。25m泳いで、向きを変えてはまた25m泳ぐ…。泳いでる最中は必死だから、1週間はあっという間に終わるし、終わったと思ったらまたすぐに泳ぎ始めるもんだから、一体これまでどれくらいの距離を泳いだのかはわからない。でも、本当に「牛歩」だなというか、こんなに働いているのに、本当に歩みは一歩一歩だなという感じがする。「成長」とはそういうものだと信じて、続けるしかない。

②中矢君と話したこと

中矢君と話して印象に残ったことがあった。

その1「高校卒業して以降、伝える力が急激に伸びたよね」

これはシンプルに嬉しかったから記憶に残っている。仕事柄、伝えるということについては、常に考えているし意識している。そして僕自身は伝える力に自信がない、というか元々苦手だ。高校の時は伝える力がなかったから、態度や行動で伝えるしかなかった部分がある。でも仕事となると「伝える力」は超大事。子どもにも、保護者の方にも、職場の方にも、伝えることが常に求められる。まだ全く自信はないけれど、人から見てその力が伸びたと言ってもらえるのは嬉しい。

その2「今YouTubeやってるときと同じ感じになってる気がする」

これはうーんと考えさせれた言葉。だし今も答えは出ていない。最近、仕事が多すぎてとある人間関係に問題が起こった。中矢氏には、そんなに仕事に時間を使ってどうするの?的なことを言われたと思う。最初は話半分であまり受け入れてなかったけど「YouTubeやってるときと同じ感じ」という言葉が妙に刺さった。そして自分の中で言わんとすることがわかってしまった。できないことに無理に挑戦している…負け戦に挑んでいるという感じかな。

ただこれは自分にとって受け入れにくい部分だ。僕の中に、「成長したい」というマインドセットが心の中に常にある。自分が剥き出しになる感じであまり言いたくないけど、人生を終えるとき、自分が行ける最高点まで行きたいという気持ちがある。サボったり、力を抜いたりすることで、最後に辿り着く終着点が下がるのが嫌だなという感覚が強烈にある。だから、程々に行こうという考え方が、頭では理解できても、なかなか行動に移せない。極端に自分に厳しくしてしまったり、苦しいことを無理に続けてしまったりする。この辺りはもう少し考えたい…。

 

③父と僕のこと

ふと仕事から帰宅した後、母と2時間くらい話す機会があった。普段はゆっくり話をすることもないけど、半年に1回くらい、何の前触れもなく夜遅くまで話すタイミングがある。話題は決まって過去のこと。母の昔の話や、僕の小中学生の頃の話など…。父の昔の話もよく聞く。父は調理師で、病院で食事を作る仕事をしている。今はそこから派生させて、自分の会社を持ち、様々な仕事をしているみたいだ。みたいだというのも、父は僕が中学生くらいの頃から単身で働いており、たまに実家に帰ってくるという感じなので、近況はしっかり把握しておらず、最後に会ったというもの、1年前くらいな気がしている。

母によると父は若い頃、すごく感じの悪い人だったらしく、バイト先での態度がよくなかったり、友達どうしでの遊びの待ち合わせで、時間通りにみんなが集まらなかった時は、機嫌を損ねて一人で帰ってしまったこともあるらしい。

そんな話を聞いていると、その姿が、僕の千種剣道部の頃の姿と少し重なるところがある。僕は、母ゆずりの気遣いと、道場で叩き込まれた周りを見て動く力によって、ずっとそうではなかったと思うが(そう信じたいが)、負けて不貞腐れたり、自分の思うようにいかなくて機嫌が悪くなったりすることがあったと思う。

市内県立で1回戦で負けたとき、負けたことを受け入れられなくて、キャプテンでありながら、女子の決勝戦の応援に行かず、閉会式にも出ないという最低な行動をした。不貞腐れている僕を見かねて、先生が声をかけてくれたとき、悔しさのあまり泣いてしまったことを覚えている。母は「迷惑かけてすみません」と先生に謝りを入れていたらしい。

今振り返ると本当に子供だなあと思う一方で、必死でなければ、夢中でなければ、そんな思いにはなれないとも思い、そんな没入できる時間をまた過ごせたらいいなと思っている。

父のことが悪く映るのは不本意なので注釈だが、僕は父を尊敬しているし、感謝している。受験や就職など、人生のターニングポイントにおいて、厳しくも温かい言葉をかけてくれたのは父であるし、オンオフの切り替え方や、努力することの大切さを教えてくれたのは父である。人としての土台を作ってくれたのが道場の先生、人生の岐路で強く導いてくれたのが父、それをずっと近くで支えてくれたのが母である。